看板商品は「みそ入大垣せんべい」。岐阜県産小麦粉に砂糖・胡麻・水に自家製する糀味噌だけという素材のシンプルさ。熟練の職人が艶付けをした型で一枚一枚焼き上げる手間暇かけた逸品で、味噌と胡麻の風味が香ばしくほんのり甘い。お茶だけでなくコーヒーにも合うおいしさ！

伝統の大垣せんべいをベースに、唯一無二のオリジナル煎餅も生み出している。甘みと苦みが絶妙にキャラメリゼされたヒット商品「キャラメル煎餅まつほ」のほか、落花生とホワイトチョコの「しろたえの」など、数々の新しい発想で若い世代のファンが増えている。

6代目となる店主の田中さんは、幅広く菓子を展開してきた先代までのやり方を見直し、より煎餅づくりの強みを柱にスタイルを進化させてきた。160余年続いてきた歴史がこれからも同じだけ続くように種をまいていきたいと話す。その種はこの10年で結果になり多くの人の煎餅のイメージを変えてきた。これからはまた地元に根付きながらも進化していくのだという。煎餅最前線を知りたいなら、まずここから！