京都 / 紫竹京のおせん処 田丸弥
江戸時代から続く京都を代表するおせんべい屋「京のおせん処 田丸弥(たまるや) 」。京都の丹波で旅籠として創業し、その頃より旅人にお菓子でおもてなしをしていたという。その後京都に移り、本店を構える大徳寺の旧境内地で、京せんべいを製造・販売している。
お店の煎餅は、厳選した素材を使い、昔から伝わる技法を今に活かしながら、職人さんの手づくりでつくるこだわり。その中でも人気である代表銘菓「白川路」は、金胡麻・黒胡麻を練り込み軽く焼き上げた薄焼きせんべい
。贅沢な胡麻の香ばしい風味は上質であり品がある。
京都ならではの町家造りの店舗は、今では珍しい「見世の間」の仕様で、たくさんの商品が畳の上に並んでいる。初めて訪れたのに懐かしさを覚える落ち着いた風情。それだけでも、行く価値がある。
17代目の吉田達生さんは「生地の声を聞きながら練る」と言う。機械では出来ない、手でつくるからこそわかる味わい深さ。一度につくる量には限りがあるが、「おいしいものを食べてもらいたい。」というのが17代目・18代目の想いで守られている。この素朴で懐かしい味と、京都ならではの風情を楽しんでほしい。
店舗情報
店名 |
京のおせん処 田丸弥 |
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住所 |
〒603-8203 |
電話番号 |
075-491-7371 |
最寄り駅 |
京都市営地下鉄烏丸線北大路駅から徒歩5分 |
営業時間 |
9:30〜16:30 |
公式HP |