宮城 / 松島松華堂菓子店
日本三景のひとつである宮城県の松島は、東北地方の最古の桃山建築と言われる五大堂や、国宝である瑞巌寺、数々の島が魅力の風光明媚な場所。明治44年(1911年)創業の「松華堂(しょうかどう)菓子店」は、五大堂と海を目の前に、お店を構えている。
創業当時は菓子製造からはじまり、長い年月をかけ、五代目となる千葉さんが「今のいいところ、昔のいいところ、その両方を大切に」という想いで、お店の看板商品である「松華堂カステラ」をつくっている。
たくさんの商品をつくるのではなく、無駄を削ぎ落とした”引き算“の考え方で、「シンプルで洗練されたものをつくっていきたい」と言う。その想いは職人やスタッフも同じであることがお店の雰囲気からも伝わってくる。
製造の責任者である布施さんは、「ひとつひとつ手間をかけているため、製造できる量には限りがあるが、自分たちの目の届く範囲でおいしいものをつくっていきたい」と、語ってくれた。
これからも変化を求めるのではなく、進化をしていく。日本の和菓子の魅力を、ここ東北、松島から発信していきたい。そんな「松華堂菓子店」の進化を一緒に見てみたいと思わせる、素敵なお店だ。
店舗情報
店名 |
松華堂菓子店 |
---|---|
住所 |
〒981-0213 |
電話番号 |
022-355-5002 |
最寄り駅 |
仙石線松島海岸駅から徒歩7分 |
営業時間 |
10:00〜17:00(喫茶 ラストオーダー 16:30) |