香川/高松三友堂
香川県高松市にある明治5年(1872年)創業の老舗「三友堂」。高松藩士であった武士仲間3人で和菓子製造をはじめたことが屋号の由来だといい、高松の中心地である片原町西部商店街に店を構える。優雅で落ち着いた雰囲気の店内に魅了される。
そこに堂々と並ぶのが代表銘菓の「木守」。木守とは翌年の豊作を願って、晩秋の柿の木に、たった1つだけ残された実のこと。 千利休が「木守」と銘打って愛玩した赤楽茶碗にまつわる故事から、 2代目大内松次が名器の面影を偲び、柿の実を使ってつくったという。
讃岐特産の和三盆糖がほんのり甘く、サクッとした食感にフワッと広がる麩焼き煎餅が香ばしい。その間に挟まれる自家製の干柿あんの羊羹と見事に一体感があり、何度も食べたくなるおいしさ。
現在5代目である大内さんが代々の味を受け継ぎ、地元で100年以上にわたり愛され続ける銘菓。その由来から感じる、シンプルでありながら佇む高級感。大人の方にぜひ選んでもらいたい逸品である。
店舗情報
店名 |
三友堂 |
---|---|
住所 |
〒760-0040 |
電話番号 |
087-851-2258 |
最寄り駅 |
琴電線片原町駅から徒歩3分 |
営業時間 |
9:00〜18:30 |
公式HP |