一時期は経営危機にあったというお店を、修行から戻った現在3代目となる和氣さんが、苦心の末に作り出した「かりまん」で窮地を救うことに。カリカリの黒糖風味の生地としっとりとしたこしあんの組み合わせがやみつきになる。

日光金乃卵や沖縄県多良間産の黒糖を使った生地に、北海道産小豆を使った自家製こしあんを包んだ饅頭をなたね油でカリッと揚げる。素材からこだわって、おいしさを追求したからこその地元での人気の高さがあるのだろう。

かりまんを販売しはじめた時、家族連れのお客様が増えたことを実感したという和氣さん。若い人たちに和菓子が手に届くよう新しい商品をはじめ、季節や時期にあわせて食べる和菓子文化も継承していきたいと話す。まず、人気のかりまんから、確かな味の和菓子を堪能してほしい！