長野/松本飯田屋飴店
長野県松本市は、1月に開かれる300年以上続くという
「あめ市」で、多くの人が賑わうほど飴の歴史が深い街。その松本で200年以上続く、寛政8年(1796年)創業の「飯田屋飴店」は、歴史と伝統のある飴菓子の老舗。
看板商品の「あめせんべい」は、唯一無二と言っていい繊細さが特長の、職人手づくりの飴。現在9代目となる伊藤さんは「扱いづらいがおもしいろい」と語る。素材は企業秘密の数種類の砂糖と、非常にシンプル。かつ香ばしいコクを出すためのこだわりもある。
そしてなんと言っても、あめせんべいが唯一無二なのは、この軽やかな食感と見た目。二人の職人の阿吽の呼吸で、飴はたくさんの空気を含み、何十本もの糸が折り重なったように、波打つ線が光を受けて絹のように金色に光る。
素朴でいて香ばしく、上品な黒糖の甘みがあり、口ですっと溶けるような軽やかな食感でおいしい。非常に繊細で割れやすく、包装にも気を使うものだが、実際に手にとって、それもこの魅力として楽しんでもらいたい。特別な職人技で出来た、味わいのある飴をぜひ。
店舗情報
店名 |
飯田屋飴店 |
---|---|
住所 |
〒390-0874 |
電話番号 |
0263-32-1983 |
最寄り駅 |
JR松本駅から徒歩10分 |
営業時間 |
9:00〜18:00 |
公式HP |