3代目が考案した「月あかり」は、夜をやさしく照らす月あかりをイメージした和菓子である。今は4代目の松下さんがその味を受け継ぎ、更に食感や甘みを追求。お店で人気商品となっている。

フワッと軽やかで、スッと溶けるような食感は、気温や水分量の変化で影響するという繊細さ。口に広がる上品な柚子の香りとやさしい甘みは、お茶席に選ばれるのも頷ける逸品。

4代目の松下さんは感度の高い情報をキャッチしながら、人が考えない新しいものをつくりたいという。その想いの通り、店内も商品もセンスが光るものばかり。まずはその確かな味を代表する「月あかり」から感じてもらいたい。