ワガシミライepi.2 | 旅するように和菓子と出逢う(旅わが)
ワガシミライepi.2

茨城県鹿嶋市の
老舗和菓子屋「丸三老舗」が提案する
新しい和菓子「タブレット羊羹」。
この商品が完成するまでの過程には、
単なる味の追求にとどまらない挑戦があった。

海外でのリアルな反応

「丸三老舗」若旦那の笹沼さんは、
この「タブレット羊羹」を携えて、
イタリアでの試食イベントに臨んだ。
そこで得られたのは、ある種意外な結果だった。

現地では、「普通の羊羹」の方が
評価が高かったのだ。
ねっとりした「練り羊羹」の食感は、
フランスの砂糖菓子「パート・ド・フリュイ」に近く、
実は海外でも受け入れられやすかった。

肝心の「タブレット羊羹」は、
「チョコだと思って食べたのに、
ザクッとした食感がしてよく分からなかった…」
という反応だったという。

笹沼さんは
「見た目をチョコレートに寄せすぎたせいで、
実際の味とのギャップが大きく、
不快感を与えてしまった。」と感じた。

国内での高い評価

一方で、国内イベントでは、
「タブレット羊羹」への反応は
驚くほどポジティブだった。
百貨店でのスポット販売では、200枚が即日完売!
バイヤーからも高い評価を得たことが、
日本市場での展開の決定打に。

タブレット羊羹を作る上で
欠かせない「干し」の工程

口に入れた瞬間の「シャリッ」とした
軽やかな歯ざわり。
これは、日本の伝統的な「干し」の技術を用い、
羊羹をじっくりと乾燥させて、
表面が結晶化することで生まれている。

食感の設計

噛み締めると感じるのは、「ほろっとした優しさ」だ。
従来の練り羊羹とは一線を画す、
口の中で優しくほどけるような新しい食感。
この「外はシャリッ、中はほろっと」という食感が、
丸三老舗が提案する新しい体験そのものなのだ。

ぜひ、この機会に
新しい羊羹のカタチを体験してみてほしい。