一歩入ると昔の雰囲気を残す道具類、店主の集めた器など、その洒落た空間に魅了される店内。和菓子屋が少ないという沖縄だが、羊羊では豆大福やどら焼きの看板商品に加え、上生菓子、季節の菓子などバリエーションに富んだ菓子が店頭に並ぶ。

お取り寄せができる「どら焼き」は、黒糖の風味と餅粉を混ぜ合わせたもっちりとした生地が特徴。一枚一枚手焼きで焼き上げた生地に、三温糖ときび砂糖で炊いた北海道産小豆の粒あんをたっぷり挟む。コクがありながらも素朴でやさしい甘みで、本格的なおいしさ！ファンが多いのも頷ける。

おいしい和菓子のために、何よりもチームワークを大切にしている店主の武山さん。それぞれの個性を活かした自由な発想を取り入れ、味の改良やバリエーションを増やしている。店主とスタッフの「やりたい」が詰まった羊羊に、必ず行ってみたくなるはず。