驚くのは、目の前に広がる自社農園。4代目社長の岡田さんは、できるだけ添加物がなく「本当においしいもの」を追求した時、素材からつくろうと考えたという。サトウキビの栽培から収穫までしている“阿波和三盆糖”を使用したお菓子なども注目！

その阿波和三盆糖をふんだんに使用した贅沢な逸品「鳴門のきんとき」は、まるでお芋のような見た目で、かわいさとおいしさを兼ね備えている！焼き芋のような香ばしい風味としっとりした食感、独特のホクホク感が何個も食べたいという気持ちにさせる。お店を代表する和菓子のひとつ。

また、阿波和三盆糖を使ったサブレでバタークリームを挟んだ「バターサンドA's」も人気。スーッととけるようなくちどけと軽い食感がたまらない。岡田さんは「地域に育ててもらったから地域と成長していきたい」と話す。自社農園をはじめ、新工場に、ショップ＆カフェ“saison de cinquieme”を併設し、可能性は止まるところをしらない。お店では農園の収穫体験やワークショップなど楽しいイベントがあり、菓子屋だけではない地域のスポットになっている。