東京/日暮里羽二重団子
文政2年(1819年)、東京の音無川のほとり“芋坂”の地に開かれた「藤の木茶屋」からはじまった「羽二重団子」。江戸の時代より団子を提供し、創業200年以上という歴史を歩んできた。その歴史の中では、多くの文豪たちの作品にも登場し、正岡子規の句に“芋坂も団子も月のゆかりかな”と詠まれ、夏目漱石の小説では“芋坂へ行って団子を食いましょうか・・・”という1文を見ることができる。歴史の面影を今も受け継いだ趣深い団子なのだ。
団子は素朴だけどこれぞ和菓子、といった共通認識がある。「羽二重団子」は、そのきめ細かさから「まるで羽二重(はぶたえ/絹織物)のよう」と賞され、時代とともに愛されてきた想いが詰まっている。
つやつやとした光沢と粘りに、コシのある歯ざわりが羽二重団子の特徴。「焼き団子」は、香ばしさと塩味のバランスが良く、後味がすっきりしているためお酒好きな人にも好まれているのだとか。「餡団子」は、サラッとした舌ざわりながらしっかりとした食感で、甘さ控えめで小豆の風味を楽しむことができる。
七代目の澤野さんは「文豪たちが後世に残る作品に記してくれた特別な団子」と話す。「その時代の味や楽しみを再現するためにも、味は大きく変えない。でも今の時代に合わせた楽しみもあってこそ。」と第一にお客様に喜ばれることを実直に続けている。今も芋坂の通りに本店を構え、併設された喫茶では出来立ての団子を楽しめる。歴史に想いを馳せながら、ゆるりと流れる癒やしの時間を堪能してみては。
店舗情報
| 店名 |
羽二重団子 |
|---|---|
| 住所 |
東京都荒川区東日暮里5-4-3 |
| 電話番号 |
03-3891-2924 |
| 最寄り駅 |
JR日暮里駅より徒歩3分 |
| 営業時間 |
平日 9:30~11:00、12:00~16:30 |
| 公式HP |
